『経済の誕生』
『経済の誕生—富と異人のフォークロア—(新装版)』
出版地:東京
出版者:工作舎
出版年:1985.12
大きさ容量等:236p ; 20cm
目次
第一章 富と財宝の発生 …9
呪いと富を結ぶ視点 …10
『信貴山縁起』の経済人類学 …18
共同体の象徴「富」 …27
死と女とタブー …30
他界と国家の発生 …36
異類婚姻と富 …40
富は他界からやってくる …42
黄金と排泄物 …51
富のシンボル …57
沈黙交易の時空構造 …60
排除されたシンボル「天皇」 …68
第二章 商人の源流 …77
俵藤太の末裔たち …78
佐々木氏と木地師 …84
闇のシンボル・ゾーン近江 …89
小野小町とセックスのタブー …94
憑きものと富 …100
巫祝と市の発生 …105
中世村落の富の配分 …113
第三章 呪術と市場システム …121
呪いと法と経済 …122
大工と河童の因縁 …132
德川幕府の陰謀 …138
日本の魔女狩り …143
中世経済と宗教活動 …149
弁慶と牛若丸の先年王国論 …155
ヨーロッパの犬神、ドラキュラ …163
いざなぎ流と歌垣 …168
市から町へ …178
第四章 日本人の都市観と経済 …187
他界としての都市 …188
物くさ太郎の都市論 …191
江戸期の他界願望 …197
現代都市の光と闇 …202
光と闇をつなぐ都市観 …209
人間の現象としての経済 …218
あとがき …223
中世の闇から(小松和彦) …224
体系内の異界から(栗本慎一郎) …226
参考文献 …229